歯周病専門医、長谷川歯科医院
 
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比較的軽い歯周病であれば、歯や歯の周りを清潔に保つ治療を続けることで治すことができます。しかし、炎症が歯肉の奥まで進行し、歯周組織の破壊がひどい場合には、歯周組織を回復させるための手術(歯周外科手術)が必要になります。この手術の際に、歯周組織再生誘導材料という手術治療を補助するための、歯科用の材料が使われることがあります。
 エムドゲインゲルについて
エムドゲインゲルは、スウェーデンのビオラ社で開発された新しい歯周組織再生誘導材料です。エムドゲインゲルの主成分(エナメルマトリックスデリバティブ)は、子供の頃、歯が生えてくる時に重要な働きをするたん白質の一種です。現在の科学水準に基づく高い安全性確保の下、幼若ブタの歯胚から抽出精製したもので、世界28ヵ国で使用されています。歯周外科手術の際に、手術部位にエムドゲインゲルを塗布することにより、歯の発生過程に似た環境を再現します。こうして、初めて歯が生えたときと同じような強固な付着機能をもつ歯周組織の再生を促すのです。
2005年11月現在、約70万症例に応用され、副作用の報告はありません。
 
 症例(1)
 
 
治療前   治療後
 
治療前に9mmあった歯周ポケットが、現在2mmになりました。歯周ポケットからの出血も違和感もなく、患者様は、大変満足されております。レントゲン写真からも、明らかに骨の再生を確認出来ます。
 
 症例(2)
 
 
治療前   治療後
 
治療前に12mmあった歯周ポケットが、現在4mmになりました。抜歯を覚悟されておりましたが、危険な状況は回避できました。予断は許せませんが、定期検診にて慎重に経過を診ております。
 
 症例(3)
 
治療前
治療後
 
治療前に11mmの歯周ポケットがありました。出血と排膿を繰り返して不快な思いをしており、また抜歯され、入れ歯になることを覚悟されての来院でした。状況をよくご説明させて頂き、歯周基本治療および再生療法を施した結果、現在歯周ポケットは3mmに減少し、健康な状態を取り戻すことができました。奥歯の入れ歯もインプラントに変更し、審美的にも機能的にも大変喜んで頂きました。
治療後5年が経過し、定期検診にも必ずお見えになり、「歯の治療のお陰で、心も体もリフレッシュしました。」と言っていただきました。
 
 症例(4)
 
 
治療前   治療後
 
再生外科処置時   再生外科処置時
   
    治療後3年経過
 
治療前に13mmの歯周ポケットがありました。専門的な用語ですがエンド・ペリオ疾患は、予後不良な為、通常は抜歯の診断になります。しかし患者さんの「歯を残したい」との熱意から根尖病巣治療および再生外科療法と2年の歳月を使い、保存することが出来ました。レントゲン写真からも明瞭な骨の再生が確認できます。
この再生外科処置は、一度歯を抜歯してから再度埋め直し(再植)、その後骨を移植する特殊な外科テクニックを併用しております。
 
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